エレファントカシマシ『日本武道館 2011年 新春公演』@日本武道館
金原千恵子strings参加の豪華武道館でした。いやもうね、まわりくどい説明はいらない、ただただ良かった。かっこよかった。感動的に。
Zeppツアーにはいなかった蔦谷くんもいた。蔦谷くんがエレファントカシマシに合流した頃は「うーん....」と微妙な気持ちでいっぱいだったんだけど、最近の曲が多いセトリ的なものも手伝ってか、ピアノは必要だよね!みたいな気持ちに。ていうか、単純にわたしがピアノの音が好き。A9ブロックで前から10列目前後の位置だったので、蔦谷くんはほとんど見えず(譜面台に隠れて)。そのほうが集中できるという噂も。ピアノが見えるとピアノを見てしまうので。実際、大画面に蔦谷くんが映し出されると、もう手元凝視状態だったし。
ストリングスの『月の光 / ドビュッシー』から蔦谷くんの『月光 / ベートーヴェン』へ。トミが『奴隷天国』を叩き、サングラス姿の石くんがギターを重ねる。既になぜか髪ぐしゃぐしゃの宮本登場。後ろの暗幕が開き、金原千恵子stringsがばーんと!って、この曲からストリングスアレンジか!しかも、違和感なし。かっこいい。そして、2011年初ライブが「右往左往であくびして死ね」で始まるというところがwww しばらく新しい曲多め。「日本武道館」でありながら、レコ発ライブぐらいの。他もここ最近のから(ただし、私にとっての“最近”だけど)。こうなると『珍奇男』や『シャララ』は浮く。わたしは喜ぶけど。でもなんとなく流れを寸断しているような気はする。あ、『珍奇男』の直前に宮本がギターで1フレーズ弾いて「なんちゃって」と言ったw いや、なんちゃってってなぁ、と思って。
宮本は声がよく出ている。きちんと管理して迎えたんだなぁ、と感じるぐらいの。『彼女は買い物の帰り道』の高音は出ていなかったけど、それまでに既に15曲近くやっているのだから仕方がない。ていうか、この曲は金原さんと笠原さんが前に出て参加したのだが、かっこえかった。キレキレだった。ヴァイオリンもチェロもロックだわーと。こっからは本編最後の2曲以外はストリングス出ずっぱりで。どの曲も感動的に幅も奥行きも出る。
途中、石くんが「ライブハウス武道館へようこそ!」とwww 氷室かwwww あとから「おまえ本気で言ってると思われたらどうするんだ」と宮本に怒られていた。何か言えと促したのは宮本だったんじゃないのかなーと思うんだけど。まさか、自発的に石くんが発言するとは思えない。アンコールでは「次から総合司会、お前やれ」とまで言われる石くん。ていうか、奴隷天国のとき、宮本が両人差し指で石くんの頭でリズムを取っていた。結構見慣れてたはずなのに、そんな姿がいちいち面白い。石くんは気付いたらサングラスはずしていたな。そういえば。
そうそう。そんなに古くない割には聴ける機会が減ってしまったとても聴きたい曲、てのがあって、それが『リッスン トゥ ザ ミュージック』と『シグナル』なんだけど、アンコールで『シグナル』やってくれた。これは嬉しかったなぁ。歌詞も間違わなかったような?!
『俺たちの明日』では大丈夫かいな?!と心配になるぐらいフラフラだったのに、『ガストロンジャー』のイントロが始まると一気に表情が変わり、負のパワーというか“怒”のパワーが注入される。そして『ファイティングマン』へ。「石くん、ガニ股奏法行け!」
アンコ後、すぐ後ろの席にいた3人組ぐらいの男子が「駄目出しのしようがない」と言っていた。あの子たちも“初エレファントカシマシ”だったのかしら。最近、近くにそういう人がいることが多い。ここにきて新たなファンを開拓してるのねぇ。もう「すげぇ」「俺なんて聴き入っちゃって終始直立不動だった」とか言ってたもんね。
そしてラストは『待つ男』で。こんだけ拳振りあげたのは久しぶりかも。もう、体力限界っぽかったし、ダブルアンコは無いかもしれない、なんてちょっと思ったときのダブルアンコが『待つ男』1曲。かっこよすぎだわ。
- 奴隷天国
- 今はここが真ん中さ!
- 脱コミュニケーション
- moonlight magic
- 旅
- 九月の雨
- 翳りゆく部屋
- 歩く男
- 珍奇男
- 赤き空よ!
- 夜の道
- 赤い薔薇
- 幸せよ、この指にとまれ
- ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
- 彼女は買い物の帰り道
- ネヴァーエンディングストーリー
- シャララ
- 明日への記憶
- 笑顔の未来へ
- いつか見た夢を
- 桜の花、舞い上がる道を
- 朝
- 悪魔メフィスト
en1)
- 平成理想主義
- シグナル
- 四月の風
- 俺たちの明日
- ガストロンジャー
- ファイティングマン
en2)
- 待つ男