バンドTOMOVSKY ワンマンin札幌@札幌COLONY


◇本編
「2年ぶりバンドトモフ in COLONY〜!!」
6月のひとりトモフが終わった直後から、どんだけこの日を待ったか!ねぇ。この日のトモフさんはターコイズっぽいパンツにストライプのシャツ。しわしわのw +黒ネクタイ。しわしわのw with ビーサン
♪歌う48歳
 「♪なぁ〜う、あいあーむ」
 「あいあーむ(小声)」
 「はるもだぜ」
 「おうっ」
 「見えづらいけど、あそこにいるの、はる。はるもいるぜ!」
 「おおうっ!ここだー!」
 「兄さーん!」
 「トモフー!」
 「見えるよ兄さーん!」
 「トモフー!」
 「♪ふぉーてぃーえいっ、いやーずおーるどっ」
なに、この48歳の双子…かわいすぎて死にそうw

 「キミらが、この前来た時にチヤホヤしてくれたから、嫌いな飛行機に乗ってやってきた。ほめられないと札幌なんか来ない48歳」
わー!きゃー!
 「これからもそんな感じじゃないと、今日が最後かもしれない…『ほーめーてーよー』!」
『ほめてよ』から『今日に与えよ 2013』『さしだせ』『苦笑いでハイタッチ』と連続。
 「びしっとキメてきたぜ、びしっとー!」
まぁ、シワシワのシャツですけど。
 「虹見た?虹。あれ、オレ。ちょっと見降ろしてみた、札幌を。俺達2年ぶりに来たらしいけど、まったくそんな気がしないよ。だってキミたち、、あの頃と全然変わってない。あの頃よりも生き返ってない?」
ふふふ。それは今、トモフのおかげで生き返ったのですよ!もう、仕事中はゾンビみたいだからね。ゾンビって久しぶりに聞く響きだな。
 「大丈夫だった?あの雨。すごかったねぇ、あの、豊平川があふれそうになったの、止めたの、オレ。がんばったよー。大変だったんだぞぅ。肘で“んっ!”て。肘で。“んんっ!!”て。だから、おれは恩人だからね。君らの。まさか恩人がこんな風に歌ってくれるとは」
 「ありがとー!」
 「ありがたいよね!…大丈夫、ライブ中だけだから。おれが偉そうにしてるの。終わった途端に平伏すからよろしくね!」
『タイクツカラ』の間奏でこの曲のPVを羊ヶ丘公園で撮ったことを熱弁するトモフさん。続く『人間』は地声なのにかわいいとか、どういうことだ。


 「中盤の堕とし地帯がやってきました。ここでじっくり堕とすことが、ゆくゆくは来るかもしれない大ジャンプへの…だからここは無理せず、無駄な動きは一切せず」
うん、なんかもう既に天井パイプにぶら下がったりとかしてたしね。さっき。最前列のお客さんが天井パイプに脚ひっかけて宙吊りになってるトモフが落ちないように手を差し出したりしてるからね。出してもしょうがないのわかってるけど。あと、自分も辛うじて最前列だけどw
 「あと、物販…その頃、オレは平伏すから。勝ってくださいと、頭を下げるから。中盤の堕とし地帯、絶対無駄な動きしないから。大丈夫?寂しくない?COLONYって縦に結構長いんだよね。せまいけど奥行きあるから、明るいと、はる、あれ?はるいたの?!ピーズのはる?!」
 「人見知りの自分にはちょうどいいところです」
すごい、奥の方から声がするw
『抵抗』は最近のアルバムの中でも特に堕とし曲だそうで、COLONYだと地獄の底まで堕ちていっちゃうかも、という『抵抗』。『2つめの太陽』では「おたくは何をやってる人なの?」のあとに自分で「トモフ!」って答えてた。


『日付変更船』が終わったと思ったら、またサビを歌いだして、歌いながらフロアにトモフが降りてきたw まさかこの曲でやってくるとはw もっと わーっ! と降りてくるかと思ったら、すごく静かに、歌いながら一番後ろというか、奥の方まで。あれ、バーカウンターまで行ってるんじゃないの?っていうぐらい遠いところまで、マイクを使わず、歌いながら。そして戻ってきて、
 「ちゃんと2階席にもコビを売ってきた」
2階席w 後ろの段差って5cmぐらいしかないんだけどw
 「せっかく早起きして狭い飛行機にも我慢して乗ってきたんだから、ガンガン媚売ろうよ!お互いにね。オレばっかり売ってたら『何、あの媚売りミュージシャン』みたくなっちゃう。そんな、ずるいよ、お前らだけいいカッコはさせないよ。オレがもし倒れてきたら支えるんだよぉ」
と言いながらフロアに倒れてくるw 自由だなぁ、トモフ。


 「明日みんな怒髪天行くんでしょ?」
そう、明日は怒髪天のフリーライブなのですよ。
 「今日と明日、合わせて100点になるといいね。もし今日が30点だったら、増子くんに残り70点稼いでもらうし、もしオレが今日だけで100点超えちゃったら、明日、増子くん何もやらなくても、キミら、今日だけで満足する。…合わせて2万点ぐらいいっちゃおっか。うふふ」


ここでメンバー紹介。というか、はかまだ を紹介(ちなみに、わたしはヤング100Vというバンドで初めて はかまだ を見て以来、ずっと「はかまだ」と呼んでいるので、ここでも「はかまだ」と呼ばせていただきますよ)。
おもむろにギターを弾き始めるはかまだ。
 はかま「北海道、網走から上京しました。思い出の1曲、聴いてください」
↓コレの16秒ぐらいから最後の「松尾ジンギスカン」までを歌い出すwww フロアはまさに失笑の嵐www はかまだ、いくらなんでも古すぎる。びっくりしたわ!


はかまだのシュールな歌のあとは「札幌初公開!SSJ!」だそうだ。『SKIP』の“S”、『スピード』の“S”、『都合のいいジャンプ』の“J”でSSJなんだそうで。でも、『都合のいいジャンプ』の途中から、はかまだの様子がなんだかおかしい。曲が終わるとしゃがみこんで、エフェクターをさわりはじめた。なんだか、謎の金属音が響くステージ。プラスドライバーまで持ち出して、蓋というか底を開けてる。
 「大丈夫?…何つくってんの?もう夏休み終わったよ」
 はかま接触が…」
カチャカチャと響く金属音。
 「なんか、台所みたいな音がするよ?!台所…肉じゃがね。あ、北海道だから、じゃがも肉もうまいんだ。羊もね」


羊でマキタスポーツとの2マンだった6月のことを思い出したらしいトモフ。
 「オレさー、マキタくんと6月に来た時、ジンギスカンに連れて行ってもらったのね。打ち上げで。古びた、そんなに高そうに見えないジンギスカン屋だったんだよ。で、そろそろ精算で、『これで5千円とかだったらぶっ飛ぶね!』とかニコニコしながら一緒に食べてた人と喋ってたんだけど、なんかね、5千円ぐらいしたみたい…」
 「それは、安いの?高いの?」
 「だって、打ち上げで5千円なんて払ったことないもん、オレ」
 「え?」
 「普通、打ち上げってニーゴーとか3千円ぐらいじゃないの?」
 子どもかよ、おまえー!!!
 「オレが知らない間に世の中は歳をとっていたのかな?」
その考えはなかった…。
 え゛え゛え゛え゛え゛え゛ー!?
 「だからねー、マキタくんが元気ない顔で『ひとり4千円いただきます』って言ったとき、ホントは5千円ぐらいしてた感じの雰囲気だった」
 「それ、マキタくん3万円ぐらい払ってると思う」
 「でもマキタくん、今、すごいテレビに出てる人だから。テレビに出る人は払うものだよ。だからオレ、一生払わない」
 でも年下じゃねーかよ!
 「マキタくん年下。でもテレビに出てるし、風格もあるし」
 「要らない風格はある」
はるくん、納得しないで、そこでwww
とかやってるうちに、はかまギター復活。
続く『ほうき』は曲の最初の会話調のところで、トモフが右向いて、左向いて、右向いて…ってやるのを、はかまだ と はる が同じように右向いたり左向いたりしてるのが可愛らしかった。大塚ちゃんもやればいいのにー。


またパイプを支えにしながら、フロアに飛び込みそうな勢いでお客さんに近づいてきて、
 「近くで見ると、結構トモフはシワシワだ、とか思ってんだろ。昔のトモフはこんなんじゃなかった」
なんて言って『カンチガイの海』を。
 「シワシワになったなーとか、それはカンチガイ。札幌のために、今日、この日のために何十年も前につくった」
シワシワとか思ってないよ。思ってないけど、なんかやっぱりトモは頬がコケすぎだと思うよね。はるが依然と比べてちょっとツヤツヤになったぶんさ。


次のバンドトモフ活動まで時間が空くので、つくりかけのアルバムをちゃんと作る、と宣言するトモフ。というか、「ねーっ?!」とメンバーに宣言するトモフ、という感じ。
 「大塚、あまり凝らないで」
 大塚「いや、でももう絶対つくれないようなものを…」
 「そんなのライブでできないじゃん!」
 大塚「いや、でももう絶対つくれないようなものを…」
 「そんなのライブでできないじゃん!」
 大塚「でも、もうがんばってやってますよ」
 「それは本当にライブでできることなの?」
 大塚「全然大丈夫ですよ。そんなに…そこまではできないし…でも気持ちだけは!」
 「まずドラムを先に録って、それにオレがアコギ入れて、はるがベース入れて、それを大塚・はかまだに渡したら、いつまでたっても返って来ない。進まねえ、進まねぇ」
 「夏休みだったからね。オレ、涼しくなったからベースやり直しに行く」
 「じゅうぶんだよ。アレで。やり直し禁止!」
 「ちょっと気になるとこあんだよ」
 「トモフってさ、ひとりで結構アルバムつくっちゃうのね。今回、久しぶりにメンバーとやってみたら、みんな厳しすぎるんだよ、自分のプレイに。終わんないの、いつまでたっても」
 「こんなところでみなさんに暴露しなくてもいいじゃねーかよ」
 「全部ウソだから!みんな甘過ぎるんだよ、自分のプレイに。よくあれでOK出すね!おれなんか、1小節入れるのに3時間ぐらいやるからね」
 大塚「トモさんの仮ボーカルのうしろにテレビの音がガンガン流れてる…」
 「甘いな、お前。甘甘じゃねーかよ!
 「ちっがぁうんだよ、違うんだよ!なんか、邪魔するものがないと集中できないんだよ。あれはわざと聞えるように流してるの!そういうのが聞えてくるのに逆らって歌うと、本物の歌が録れるんだよ」
トモフ大言い訳大会の途中でクメムラちゃんがドラムを叩き出す。コミックバンドみたいだなぁ、と不服そうなトモフだけど、すぐに
 「そろそろエンジン全開の時間帯ー!!」
と、『ルクナイヨワクナイ』から『ムカシミタイニハアソベナイ』まで立て続けに。
 「むかしみたいには遊べなくても、今日みたいに遊ぼうぜー!」
で『我に返るスキマを埋めろ』、そしてラストは『映画の中』。


◇アンコール
 「どうだった?本編は?24曲2時間でやったぜ!」
 「(セットリスト見ながら)23曲?」
 「んのぉっ!! 24曲のつもりだった…」
なんか、すごいガッカリしている…。
 「次はいくらなんでも新幹線繋がってからかなぁ…」
えーっ。
 「チヤホヤしてくれるか?オレはチヤホヤしてくれれば、飛行機だって頑張って乗るよ」
と言いながら、なんか懸命に探してる。からだをさわってみたり、床を見渡してみたり。とうとう小さくしゃがみこんでみたり。で、最前列のお客さんがアンプの陰に隠れたピックの場所を教えてくれる。
 「隠したなっ!」
 「教えてくれたんだよ」
なんか、こうやってトモと一緒にいると、はるはお兄さんだよね。まぁ、はるはそんなにはしゃぐタイプじゃないけどさ。はるがはしゃいでトモが止める、ってのは見たことないかなぁ。はるを止めるのは、やっぱりアビさんかな。うん。


 「たしかに、日本の平均寿命から考えると、ボクは48。はるもだけどね。とっくに平均の半分を越えてて、もうすぐ死んじゃうんじゃないの?ボクたち。…が。でも大丈夫。足りるの。時間はあしかにそんなの残ってないけれど、やりたいこともそんなに残ってないから。たりるの。たりるのっ。たりちゃうの!!」
もちろん、やるのは『たりる』。1コーラス終わって、
 「たりた」
 「2番もやらせてよぉーダメよーダメダメ」
 「たりた」
 「2番〜」
 「たりた」
 「2番〜やらせてよぉーダメよぉーダメダメ」
 「やっていい」
何、このやりとりwww
もうここに置いちゃうもんね!と言いながら、マイクスタンドをステージのギリギリのところに立てて「都合のいいジャンプ」と言うと、はかまだ が急にスススっと前に出て、トモフの横というか、すぐ脇まできて、指で“チッチッチッ”てして下がって行く。
 「1回やった曲だと注意してくれるしっかり者がいるおかげで、バンドトモフは続いております」


 「はかまだくん、知り合いがやってるそうじゃないか、ライジング。どうしてっ…どうしてっトモフ…オレも見たいんだよ、札幌の朝日ってやつを…!!はいっ、行ったことある人手ぇあげてー」
はーい(フロアの半数以上の手が挙がっております)
 「(肩を落としながら」そんなに行ってんだ…!(ビーサンを脱いでふりかざす)行ったことある人、手ぇあげろっ!」
はーい(フロアの半数以上の手が挙がっております)
 「まだ挙げるんだ…もう挙げないと思ってふりかざしたのに…そっか…いいね。どうなの?泣けるの?笑えるの?おいしいの?食べ物は。交通の便はいいの?グラウンドはぐちゃぐちゃじゃないの?意外と寒かったりしない?具合悪くなるんじゃないの?ねぇっ、ねぇっ、だれか、オレに悪いところを言ってよ!」
私だって、きっとこのフロアでさっき挙手した人たちだってトモフを石狩で、ライジングで見たいって思ってると思うよー。トモフはどこが似合うかな。意外と…意外か?わかんないけど、RED STAR FIELDとか似合うんじゃない?屋根のあった頃のGREEN OASISがいいけどさ、なくなっちゃったからねぇ。def garageはなんかちょっと違う感じだし…。


『無計画という名の壮大な計画』が終わると、ステージ袖に帰って行きそうなトモフ。
 「一瞬終わったかと思っただろーっ。これからだよ、トモフスキートモフスキー、アンコールショウッ!おれ、あした用事ねーんだよ。はるの分も120%の力でいくから!大丈夫!」
 「体力に限界はないのかーっ?!」
 「あるけど、あした用事がないのだ。よーし…(セトリの紙を見る)…これはできない!疲れる!」
 「こらーっ!」
 「できねぇよぉ。こりゃぁできねーよぉ」
 「どーやって終わるんだよ!さっき終わったらカッコよかったのに!」
 「まじ?!じゃ、終わる。ぴーひゃらぴーひゃらぴっぴっぴーっ」
 おっさん!!!
トモフ謎の歌w そしてはるもおっさん、ってwww
とかなんとかやってるうちに、大塚ちゃんが『巨大なダムのありんこの穴』イントロを弾きだしてトモフが「まじ?!」と本気でびっくりしてる。それは疲れるわー、たしかにー。


 「はー、名残惜しい。あ。大丈夫。オレ、終わったと思ったらそのへん(物販)にいるから。じゃ、みんな、もうすぐ音楽の時間は終わるんだけど、これからもみんな、今日、ここにいる連中はケンカなしね。わかった?約束ね。破るんだったらいい方に約束やぶってね。チューしたりとか。それOK、ケンカはNO、ケンカNOぉっ!じゃぁ、最後に札幌の空気、シューッとスポンジでできた体に吸いとって、はるは、明日、野音がんばる。明日、はるの日比谷野音がうまくいったら、札幌で吸いとった、この札幌エキスのおかげよぉ。みんな、浴びせろ、はるに。明日がんばれエキスを!わかった。1番のあとの♪シュッを言わせてあげよう、はるに。明日がんばれるように」
ラスト『スポンジマン』。
 「サンキュー40代のうちにまた来るぜー!!」


はー。2時間半、楽しかったよー。でもバンドトモフてこんな兄弟のやり取り多かったか?昔見たときはそんなに はる が前面には出てきてなかったような(立ち位置は今でも後ろだけど)。バンドトモフを見られなかった約2年の間に何かが変わったんだろうか…w まぁ、楽しいしかわいいし、いいとこだらけなんでいいんだけどね!
物販寄って、缶バッヂ買ってサインもらって、ライジングには毎年リクエストしてるんだってことを切々と訴えたけど「てことはー、リクエストは無意味だってことだよ」とトモフに一蹴されてしまった。しくしく。でも、トモフが出るまで、来年もリクエストするもんね!でも、ライジングだけじゃ寂しいから、またワンマンもやってね!!

  1. 歌う48歳
  2. ほめてよ
  3. 今日に与えよ
  4. さしだせ
  5. 苦笑いでハイタッチ
  6. タイクツカラ
  7. 人間
  8. 秒針SKA
  9. 抵抗
  10. 2つめの太陽
  11. 日付変更船
  12. SKIP
  13. スピード
  14. 都合のいいジャンプ
  15. ほうき
  16. 人生は無限だ
  17. カンチガイの海
  18. ワルクナイヨワクナイ
  19. いい星じゃんか
  20. こころ動け
  21. ムカシミタイニハアソベナイ
  22. 我に返るスキマを埋めろ
  23. 映画の中

en)

  1. たりる
  2. 過去のドレイだ生きた化石
  3. 世界は終ってなかった
  4. 無計画という名の壮大な計画
  5. 巨大なダムのありんこの穴
  6. スポンジマン