エレファントカシマシ@SHIBUYA-AX
東京の空。
- 笑顔の未来へ(涙のテロリスト)
- この世は最高!
- クレッシェンド・デミネンド −陽気なる逃亡者たる君へ−
- さよならパーティー
- 甘き絶望
- 面影(おもかげ)
- 覚醒(オマエに言った)
- 誰かのささやき
- 悲しみの果て
- 東京の空
- コール アンド レスポンス
- 男は行く
- 流れ星のやうな人生
en1)
- 傷だらけの夜明け
- 今宵の月のように
- 新曲(桜の花舞い上がる道)
en2)
- ガストロンジャー
- 俺たちの明日
今日も今日とて、ぶい6@代々木体育館の人波に圧倒されながらも行ってきました、エレファントカシマシ2daysの2日目。今年最後のワンマンであります。いや、幕張のカウントダウンまでもうライブ無いような。
昨日のことを書いていないので、時系列が前後するけど兎に角書いておかなきゃね、ということで。
基本的には昨日と同じセトリだが、『涙のテロリスト』から始まるというのは意外。この曲、今日で聴いたの4回目。最初はポップな曲調に面食らってしまった(私の耳はポップなエレファントカシマシをあまり受け付けないらしい.....)。しかし、これがどうして、聴けば聴くほど好きになっていく。この曲のタイトルは『笑顔の未来へ』だが、かならず曲名を紹介するときに「涙のテロリスト改め」という言葉とともに紹介するところから、宮本の中でのこの曲の本当のタイトルは『涙のテロリスト』であったことが伺える。おそらく“テロリスト”という言葉が問題だったのだろう。
『この世は最高!』からは昨日と同じ流れ。今日はちょうど目の前に背の高い男子がいたために、石くんのキメ顔が見られなかった。しかし、そのぶん昨日はほとんど見られなかったトミが見える位置。
『クレッシェンド・デミネンド』このあたりの曲は、音源をほとんど聴いていない。昨日も思ったことだが、トミのドラムを堪能するにはちょうどいい曲だ。この曲でパワフルドラマートミのバタバタドラムを堪能。
『さよならパーティー』も最初の印象から変わってきた。『甘き絶望』は昨日のMCと同じ「シングルにしようと思ったら皆から却下された」というような内容だったが、「ミヤジ色が強い」とかなんとかも言っていた。
『覚醒(オマエに言った)』で「37歳の時の曲なのでしょう」とか。“でしょう”って.....(笑)。35歳ぐらいで、それまで指針として生きてきた太宰や芥川よりも上の年齢となって、どうすればいいのか、とかそういう話。男性諸君、37歳ぐらいで「“来ます”よ」とか。
『悲しみの果て』から「大事な曲―全部大事なんだけど―の1つです」と、始まったのがあのギターのカッティング。
東京の空。
静まり返る会場に響く宮本のギター。底から湧き立つバンドの音。私はこの曲に滅法弱い。2004年の野音で初めてライヴで聴いたあの日、一生聴けないかもしれない、と思っていた曲。あの日から3年経った今、また、もう一度聴けるとは思っていなかった。気付いたら、涙が出ていた。
コルレスを挟んで『男は行く』で俄然テンションが上がる。「豚に真珠だ貴様らに 聞かせる歌などなくなった」
そして石くんの動きがおかしい『流れ星のやうな人生』。ステージ狭しと動き回る(?)石くんがおかしい。ちょっと成ちゃんにちょっかいかけてみたりするのは宮本。前に出させて後から抱きつき、“おんぶ”状態。昨日、石くんに向かって宮本が言った「お前、ふざけんな」を今日の宮本にそのまま返してやりたい(笑)。トミにも同じようなことをしていたしな。可愛いポーズしても許しません。
アンコールでは宮本一人走って登場。左右のスピーカーにギターウルフのセイジか、DMBQの龍一さん並みに登るが、違うのは、その後、「怖い」と胸に手を当ててるところ(笑)。
『傷だらけの夜明け』を弾き語るが、モニターの音が小さかった様子。何度かサインを送るのだが、気付いてもらえず苛々。
そして新曲の♪桜の花舞い上がる道を〜という曲。まず、このメロディが出てきたことに驚く。こんな風にいい曲がどんどん出来て、それを発表する場があることをこんなに喜ばしく感じたことはこれまでに無い。(いや、ポニキャと契約できたときもとても嬉しかったが、その後がおかしくなってしまったので…)
ダブルアンコで『ガストロンジャー』と『俺たちの明日』をやり、今年最後のワンマンが終了。新曲が良すぎて、あやうく『俺たちの明日』の印象が薄らいでしまいそうだった。
アルバムが楽しみ。
余談。
『東京の空』は、宮本曰く、「難易度A」。