俺たちの明日

どうだい近頃仕事は忙しいのかい
どうだいかみさんは元気かい
子供は大きくなったかい
実は昨日お前とつるんで
歩く夢を見たんだ
昔みたいにお前と歩く夢さ


そういやあの頃は
俺たちの時代を築こう
なんて話を何時間でも
語り合ってた
そしてそんな時間こそ
本当の俺たちの
あのころは人生そのものだった


時は流れて立派な大人さ
今はそれぞれの道を行く


さあ頑張ろうぜ
負けるな夜空
お前の輝きはいつだって
おれの宝物
でっかく生きようぜ
お前は今日もどこかで
不器用にこの日々と
きっと戦ってることだろう


十代憎しみと懐疑
入り混じった目で
世間をののしり


二十代悲しみを知って
目を背けたくて
町をさまよい歩き


三十代愛する人
ためのこの命だってことに
気づいたな


時の重さってやつをいつか言い訳にして
気付かないふりしてたみたいなんだ
本当は胸の奥
喜び求める熱い熱いこの想いが
燃えてるのに


季節は過ぎて
それぞれの空
お前このごろ何想う


さあ出かけようぜ
輝き求む
そんな想いが
いつだって俺たちの宝物
さあ頑張ろうぜ
いつもの景色
この空の下
いつかどでかい虹をかけようよ


さあ頑張ろうぜ
負けるな夜空
お前がいつかくれた
やさしさが今でも宝物


でっかく生きようぜ
誓った遠いあの空
今も同じ星を見ている