FUJI ROCK FESTIVAL '05(2日目)
昼前に越後湯沢に着く新幹線に乗り、行ってきましたよ、フジロック!1ヶ月前の今頃は「フジなんて高嶺の花だぜ ふふ ふふふ」と思っていたのに、なぜか新幹線に乗り込む私です。出発時点での埼玉は蒸し暑く、最寄り駅まで10分弱の道のりだけで汗だくに。
大宮駅の新幹線ホームで同行者2名と合流して1時間弱で越後湯沢に。車内で機関銃のようにしゃべりすぎ、あっという間。越後湯沢駅ではシャトルバスの乗り場がわからず、いきなり迷う。賭けに出たところ、乗り場と逆側。なかなか列が進まず、バスに乗った頃には「あー、もう100sは(見なくても)いいやー」の気分。実際、シャトルバスが着いたのは100sスタート予定時刻の30分後。今からオレンジって言われてもねぇー。
で、いきなりの大雨に見舞われ、既にズブ濡れ状態。民宿?の階段下に避難し、雨具装着。でももうスニーカーはご臨終状態。バス待ってるあいだに長靴に履き替えておきゃぁよかったよー。リストバンドを交換し、いよいよ来たんだなぁと実感。でも、ゲートをくぐっていきなりどうしようか迷う。
100sを見ないと決めた今、特にココに行きたい!という気持ちもないw なので、会場散策。GREEN STAGE→RED MARQUEE→WHITE STAGEと移動。WHITE STAGEではHAWAIIAN6が始まったところで、途中、足場の悪い道を何人もの人が走って追い抜いていった。追い抜かれた我々はぬかるみでかなりの体力を消耗し、ロザリオス@ORANGE COURTもこの時点で諦めモード。
早くもグリーン後方にレジャーシートではなくゴミ袋を敷いて座りこむ3名。ステージではMAXIMO PARK。普通のオッサンぽい、と思って見ていたけど、帰ってから見てみたらどうやらオッサンではなさそうだ.....w
早めにRED MARQUEEに移動することにする。さっき偵察に行ったときに雨宿りの人がいっぱいいて中に入れなかったので。せっかく行ったのに肝心のPEALOUTで中に入れないとかいうのはイヤすぎる!!押してるのも手伝ってThe Braveryは最初から見た。知らない人たちだったけど、意外とよかった。盛り上ってた1曲は聴いたことあるなー。しかし、新しい人たちは本当に知らないのな、自分。
終了後にはスルスルと結構前のほうへ。こんな前で見られると思ってなかったので嬉しい。スタッフのサウンドチェック。フと見ると高橋浩司画伯が。近藤氏、岡崎氏と現れて軽くサウンドチェック。この時点で初PEALOUTの洋楽派同行者Bは「え?!かっこいいー」と思ってたらしい。このサウンドチェックで軽くやってたのは『LADY MADONNA』とR.E.M.の曲(タイトルがわからん)。
SEかかっていよいよ本当にスタート。終わりのスタート。画伯の「カモン!レッドマーキー!!」の声で何かが弾た。重たい荷物を背負ったまま踊った。高く高く腕をあげた。ピアノ曲が少なかったのはちょっと悲しかったけど、でもずっと気持ち悪いぐらい笑ってたと思う。もっともっとPEALOUTっていうバンドを早くに知りたかったな、って思って、悔しかった。
『BEAT FOR YOUR RIGHT』のあとにお客さんをバックにEXPRESSに出てる写真を撮った。
ステージに誰もいなくなるとPEALOUTコールが始まる。スタッフによるご好意でアンコール。「帰りたくねぇー」と叫ぶ画伯。帰りたくないよー。終わりたくないよー。
3人が最高に笑顔でいるからこっちまで笑ってしまう。まぁ、ずっと笑ってたんだけど。舞台のカーテンコールのように3人が手を繋いで両腕を高くあげたとき、本当にここにきてよかったと思った。きっと、ひとりで部屋で悶々としてあの写真を見たら泣いてしまっていたかもしれない。真っ赤なテントの下で、笑っていられてよかった。
- THE WAY
- 心臓が動き出すとき
- 響音狂鳴
- AGAINST
- APRIL PASSENGER
- ROLLS
- sunday rainbow
- 爆裂世界〜世界に追い越されても〜
- PEACE, ENERGY AND LOVE
- C.M.C.
- BEAT FOR YOUR RIGHT
en)
- QUEST
体フラフラ喉カラカラになるまで踊った後、同行者Aが帰るというので、せっかくだから1杯分休憩してから途中までお見送り。氷結を飲んだけど、ちょっと頭がフラフラした.....。体力使い果たした後の氷結はいつもアルコール分がまわりすぎるんだよなぁ。
同行者Bとまたグリーンに戻ってBeckまで体力回復。
で、そのBeckですが。キャー王子ー!!な気分で見てたw いや、なんか初めて見た頃の写真と全然変わってない気がするよ、この人。弾き語り(?)なんかしちゃってさ。しかも雨も止んでるし!
へなちょこダンスが見られるカシラ?と思ってたんだけど、それは叶わず。でも、変な人はいたけど(ココの4枚目の一番左側の人のこと)。『Guero』がかなり気に入ってたんでいろいろ聴けてよかった。借りてるだけじゃなくてこれは自分でやっぱり買わなきゃーって思ったり。そういえば3mぐらい前にいた男性4人組が『E-Pro』で髭ダンスを踊ってて笑った.....他にも変な踊りをずーっとやってて、むしろこっちのほうが気になった。
40分ぐらいこうやってBeckを見た後、Dinosaur Jr.のためにWHITE STAGEへ。偵察に来たときより足場が悪くなってるー。なのにダイナソーのために苗場にやってきた同行者Bの足取りは軽い。そして、速い。追いつけないよぉ!!誰だよ、さっきまでブーツは重いし、足が痛いって言ってたのは!おかげですんごい早くWHITEに到着。こ、これだったらもうちょっとBeckを見ていたかった.....w
「好きなところで見てください」と後ろについていったら、すんごい前まで行ってしまった。ステージには何台ものマーシャルアンプ。これを見てるだけでドキドキする。周囲のダイナソーファンの期待が頂点に達したところでJの「Hello」で気が抜ける。歌だけじゃなくてMCもこういう調子なのか.....w 何をしゃべっても(ほとんど喋ってないんだけど)気が抜ける。が、MCや鼻唄のような歌声とは正反対の爆音。ベースがデカイ。内臓にくるなぁ。でも、さらにヴォリュームを上げる。やはりこれが仲違いの原因なのか?!
照明も綺麗で見とれてたところに照明とは違う光が。誰かフラッシュでも焚いたか?と思ったが、雷。約1時間のステージが終わる頃には豪雨。グリーンのほうに戻る道が大渋滞。雨具なんて何の用も成さない。ずぶ濡れ。やはりこんな安物じゃぁダメだってことだねぇ。今後のためにゴアとか容易しとかなきゃ(雨女だから必ず降るし)。エゾに行く人は気を付けてください。まじで。
ロザリオスにもロンナイにも行く気力がなかったので、PEALOUTのTシャツを買ってFatboy Slim中のグリーン後方でハイネケン片手に食事(でもカロリーメイト)。ビールはやっぱりあんまり好きじゃないや.....(ご馳走してもらっといて何だが)。
そのまま最後まで座っていろんなことを話し込んで、フとステージから聴こえるDaft Punkの音に「おっ」と思ったりしながらワタシのフジロックは終了。なんだか贅沢な時間の使い方。でもすごく楽しかった。
いっしょに行ってくれた同行者AもBもありがとう。ひとりでも行くつもりだったけど、ひとりだったら途中で萎えてたかもしれない。ひとりだったら笑って踊れなかったかもしれない。また行く機会があれば完全防備でリベンジしましょう。特に同行者Aさんはエゾもあるのでねw